「ジャックと天空の巨人」を鑑賞しましたのでその感想です。
昔からある有名な童話「ジャックと豆の木」の実写映画版になります。
確か童話では、豆の木で雲の上まで行って巨人のお宝をもらっちゃうって話しだったような気がするんですが定かではありません。
映画では、主人公であるジャックとヒロインであるお姫様のイザベルが同時進行で話しを進めていきます。
豆の木がニョッキニョキと出てきてからはジャックとお城の精鋭達とでお姫を助けに行く感じになります。
ストーリーとしては、だいたい知っている通りなんですが、豆の木の迫力がけっこうすごいです。確かにこれだったら天空まで伸びるわぁ~。と見ていて納得です。
巨人の登場シーンも、なにか得体の知れないものが近寄ってくる緊張感が、よく出ていて良かったです。
そしてやはりというか見ていて思ったのは、進撃の巨人やん!という誰もがツッコミたくなる巨人達でした。あと、吹き替えで見たんですが、声で芸人が結構出ていたのでそのイメージが強く声で笑いそうになるシーンもありました。
人間と巨人では、あまりにも大きさが違いすぎてまず勝てる気がしません。
しかしジャックは色々機転を利かせたり主人公補正を使って巨人を倒します。
ユアン・マクレガー扮する騎士が思ったよりいいキャラクターで、この人が主人公でも成立するような気もしました。
なぜ、空に巨大な島が浮いているのか?そこに巨人がいるのか?といったことはわからないのですが、もっとわからないのはなぜ巨人の心臓から作ったという王冠がそんなに強力なのかってことです。
巨人みんな従っちゃいます。
王冠があればすべて解決ってのは、結構強引ですがそれ以外に勝ち目もないんでしょうがないんですかね。
全3部作くらいあれば巨人と人類の闘いってのが結構おもしろく描けたんじゃないかと思いますが、そこまでひっぱると本筋が変わっちゃいますし2時間で収めるには王冠パワーは必要だったと思います。
ということで、深く考えずに見れば楽しめる正統派ファミリー映画としておすすめできる一本です。