LINEアニメーションスタンプを作ってみてわかった事

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アニメーションスタンプが誰でも販売できるようになりました。

今までは公式か、人気クリエーターさんしか販売できなかったラインのアニメーションスタンプですが、2016年6月20日より誰でも作って販売出来るようになりました。

というわけで早速作ってみたんですが、LINEのガイドラインだけだと色々わかりづらかった部分があったので、作ってわかったことをお知らせ致します。

まずは公式のガイドラインをご確認下さい。

https://creator.line.me/ja/guideline/animationsticker/

https://creator.line.me/ja/guideline/animationsticker/detail/

申請には何個作ればいいのか?

まず申請するためには、

メイン画像(動きあり)   W 240 × H 240   ×1個  

アニメーションスタンプ画像 W320 x H270(最大) ×24個

トークルームタブ画像    W 96 × H 74      ×1個

が必要となります。

メイン画像も動きが必要だということに最初気づきませんでした。

作って申請する際のファイル名は

メイン画像・・・「main」

アニメーションスタンプ画像・・・「01」~「24」

トークルームタブ画像・・・「tab」

というふうファイル名にします。

最初の難関は余白を作らないこと

アニメーションスタンプ画像は320×270が最大サイズで作ることになるんですが、

余白を作ってはいけないということなんです。

単純に枠を320×270のサイズで作っても画像がそれより小さいとダメということです。

これが結構難しかったです。

動きをあえて枠の端に合わせて付けてみたり、サイズを大きくしてみたり。

テキストで枠の端をあわせたりしました。

NG画像

NG1-1

枠の端に画像が付いてないので余白があります。

OK画像

OK-1

画像を左横と左下に合わせて、テキストを右上と右横に合わせました。

この作業が最初慣れないうちは結構難しいです。

次の難関はファイルサイズ問題

アニメーションスタンプは一つのスタンプに対して300KBまでと決まっています。

この制限がすごい足かせになりました。

滑らかな動きを付けようとして最大の20枚を使って動きをつけると私はまず300KBを超えました・・・

グラデーションなど色をたくさん使うとファイルサイズが大きくなるみたいです。

あと「APNG」という慣れないファイル形式も厄介ですね。

画像をAPNGにする際に「APNG Assembler」というフリーソフトを使ったんですが

圧縮形式でもサイズが結構変わります。「CompressionSetting」の項目で「zopfli」にすると少し軽くなります。

最初その設定を知らなくて結構苦労しました。

フレームレートの問題

アニメにするにあたってまず一秒を何フレームにするかが結構問題です。

LINEアニメーションスタンプでは最大4秒とされていてます。

そして最大枚数は20枚となります。

○まず簡単なフレームレートをご説明します。

(「フレーム」だとわかりづらいので「枚」で表現します。)

1秒=10枚の画像

1回の動き=10枚

4回ループで4秒になる

これが一番簡単でわかりやすい設定です。

1秒と1回の動きの枚数を合わせるということです。

20枚以下なら何枚でも構いません。

1秒で1回動きが終わってそれを4回繰り返す感じになります。

実は1回の動きが何枚になるかが結構重要です。

ここで最初ちょっとつまづいたことがありました。

○1秒=10枚の設定で作ったとします。

1回の動きを滑らかにするために12枚作りました。

12枚×4回ループだとだと48枚になってしまうため4秒(40枚)を超えてしまいます。

そこで12枚×3回ループで3秒(36枚)なら大丈夫だと思ってました。

これが間違いでした。

要はフレームレートに対して枚数も合ってないといけないんです。

1秒=10枚で作ったなら1回の動きが5枚か10枚か20枚でないとNGです。

この場合1秒=12枚に変更するか以下の方法にするしかありません。

○1秒=10枚で1回の動きが10枚を超える場合

色々考えましたが

1秒=9枚

1回の動き=12枚

3回ループで4秒になる

という形になります。

この辺がややこしくて最初悩みました。

動きはループすることも考慮したほうがいい

割とループして繋がる動きだとスムーズな感じになります。

少ない枚数で作るので、どうしてもループする見せ方になってきます。

うまく繋がるように作るのも一つのポイントです。

あと、最初の一枚は止まったあとも表示されるそうなので、最後の一枚になる絵を最初に持ってくるのも重要です。

1回の動きを何枚にするかもポイントです。

アニメーションさせるにあたって結構色々なアイデアが浮かぶと思うんですが、

思ったより1秒で10~20フレームというのは表現難しいです。

例えば回転させる動きをつけようと思って最初作ったんですが、正面、横、後ろ、横と4枚でいけると思ったんです。

これで1秒=4枚で設定するととんでもない遅い回転になりました。

遅い動きにしたかったらいいんですが、わたしはダンスっぽくしたかったんで遅すぎるのは困りました。

次に正面、斜め、横、斜め、後ろ、斜め、横、斜めと8枚作って1秒=8枚でやってみました。

が思った感じになりませんでした。

01_00000

そこで何枚か加えて12枚作ってみました。

そして1秒=12枚にして4回ループにしたら、今度は高速回転になってしまいました・・・

ここで生きてくるのが先ほど説明した1秒=9枚設定です。

1回の動きが12枚で3回ループさせて4秒になるという設定です。

これでかなり動きがスムーズになりました。

枚数を増やすと動きがスムーズになるんですが、1秒の枚数設定が難しくなるので気を付けて下さい。

やるとわかるんですが、1秒の枚数の設定でスピードがかなり違ってきます。

最初は結構イメージと違う速さになってとまどうと思います。

ちなみに私は動きの編集でアフターエフェクトというソフトを使ってるんですが、結構高いのでフリーソフトを使ってみたりパラパラマンガの要領で少しづつ動きを変えて書くなどすればアニメになります。

アニメーションは普通のスタンプよりちょっと大変ですが、動かすのは楽しいです。

あと、まだアニメーションスタンプは始まったばかりで、私も手探り状態なので、なにか間違っていたらすみません。

一応なにかしら参考になればと今回書かせていただきました。

以上

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